永久に勝てぬ敵

「わかってるか!、貴様が怯えずしておけばやつらもビビらず対応していたのだぞ!?。配下とは主君の行動を真似するものだ!。それもわからぬアホは下がれッ!!。」
(このお方、なかなかのキレ者ですね…)ウイスはかつての王を思い出しながらカリグラを見たが、明らかにこちらのが勝っていると思って興味津々に見つめる。カリスマ性も戦闘力も…なにもかも。
そういえば、とかつての王…ベジータは食えない下級から上級へとなった戦士がいると言っていた。ー何を考えているか、わからないーあの男は、まむしだー。嗚呼、カリグラかとウイスは気づいた。そういえば、彼の若い頃か分からないが王宮から離れのところのスラム街のような所で…黒の長髪の男がタバコを吸いながら悉く戦士を倒し死屍累々の山でくつろいでいたなと。もしかして、あれは…今目の前にいる彼だろうか。あの時の男はそれこそ、雰囲気は獰猛な獣のようで決して目の前にいるカリグラのような気高い獅子のような雰囲気ではなかった。だが、もし過去の男なら…
(まむしと言うより、まむしの皮を被った魔王…ですかね。)そうこうしているうちに、カリグラはユリウスを下がらせてビルスと向かい側の席に座っていた。
(そうであれば…、雰囲気はガラリと変わられましたね。)
「醜い兄弟喧嘩を見させて申し訳ない…。あれはすぐに言わないと、気づかなくてな。」
「大丈夫だ。君の実力を少し見させてもらったからね。」
「長生きするものは、すごいな…。俺に会いに来られたようだが…何か?」
「ビルス様の気まぐれです。惑星ベジータの現王はそれはそれは才色兼美で最強と言われていますからね。」
「ベジータ王より、君の方が強いみたいだからさぁ…。」
「ふっ…物好きですな。このような謀反人を見にだなんて…」
「ついでだけど…、この星は破壊させてもらうよ。」
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