永久に想う2

色々と悩み、疲れてきたところに彼女からのもの。オマケに匂いの感じからしても最近ハマった和食たちのものだ…魔法で腐らないようにもされている。
風呂敷に紙が挟まっており嗅げば梅の花の香りがしてくる、なんだと開いてみれば一筆記されていた。
『あまり無理しないでね──皇嵐』
「帰る」
「だから仕事しろって言ってるんですよ、バカ殿」
「お前は俺への一言が多いぞッ!」
「それに皇嵐様が、私の愛する人たちを助けてあげてちょうだいと話されてましたよ」言伝です、と言われればカリグラはそうだなと答える。
皇嵐からいわれたらやるしかないではないか、彼女の笑顔が見たくてこの仕事を役目をこなしてるのだから。
「…とっとと終わらせて帰るしかないか」
「そうですね、僕も言われた資材や整備品調達してきますので」
「頼むぞ……お前だけが頼りだからな、今この場では」
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