永久に想う2

「お弁当をお届けに…?」カリグラの代理としてナエが作業しているところ何かを包んだ風呂敷を持ってきた皇嵐が話しかけてきた。
どうやら約束通り、彼女はカリグラのためにと作ってあげたようなのだ。厨房のもの達も驚いたのではないかと話せば、すこしねと彼女は苦笑する。
「彼、どこか視察に行ってるのでしょ?。だから代わりにと思って」
「……そうですね、先程連絡来ましたが少し時間がかかるといわれてましたよ」
「時間が??、彼にしては珍しいじゃない」いつもいつもはやく済ませて、現場の中でも仕事が出来るものに任せたりするカリグラが。彼がいないとやれない事でもでたのだろうか。
「…なんでも復興がかなり手間取りそうだと、皇嵐様にも悪いが遅くなると言伝をもらいました 」
「カリグラがそういうなんて……、珍しいわね。ナエもこれから向かわれるの?」
「えぇ、呼ばれましたので。…あれなら、お預かりしましょうかカリグラ様から転移魔法の陣も来たので」
「そうね、ちょうどいいわ。お願いしてもいい?」ナエを呼ぶとなれば、かなり大事なところが出てきたのだろう。自分がいっても彼の邪魔になるだけだ、それならば渡してやる気を出させてから帰ってこさせる方がいいだろう。
ナエなら安心だと皇嵐は微笑み、弁当を包んだ風呂敷を渡した。
「気をつけて行ってきてちょうだい、カリグラにも……無理はしないでと」
「わかりました、僕から伝えておきましょう。あと仕事しろと言っておきますので」
「ふふふっ!そうね、彼なら今から帰るとか言いそうでしょうし。復興は大事よ、私の……愛するものたちを助けて欲しいと伝えてて」
「…わかりました」皇嵐は渡してから自室へと戻った、カリグラが……まさかの付き合ってすぐのトラブルだ。
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