永久に想う2

「どちらにせよ、人のものに触れやがって……タダでは済まさねえぞ」せっかく皇嵐とのもあるのに、だが彼女がいればこの被害状況気にして何かをしようとするだろう。それは黒王を呼ぶきっかけとなりかねない、ならば自分が全霊を尽くし対策をした方がいい。
黒王にもお前の相手なんぞ作業しながらやれるわ、と挑発がてらしてもよかろう。周りを見てもなるほど、龍のうねったような後や飛翔の痕跡が残っている。死の匂いがこびり付いている……人の顔がグチョグチョになっていて原型を留めてすらいない。
中には頭蓋骨が抜かれたものすらある、この感じエナジーバンパイアのような能力持ちか?。
「…俺もあるが、何か違うような感じがするな」綺麗に骨を食ったか?、何のために。ひとつ頭蓋骨を掴み取れば急に黒い電流が走り、思わず手から離す。
ガランガランっ……と頭蓋骨は転がり、その空洞な目をカリグラへと向けていた。初めてだこんな衝撃は、いや……だがこの力…とカリグラは確信する。未来の俺ではない、だが───どこかの道を外した自分自身だと。
「っ…!!?(なんでこんなもんを持ってやがんだ!)」呪詛、その類……ビリビリと痺れが来た。そこでふと思考する、道を外した……おそらく自分はあの未来に行かなければなっていた姿を。
己は皇嵐と会わず、不貞腐れ世界を呪い全てを壊していただろうと。
「……はっ、だからあの男俺に言ったってか?」─出会いを大事にしろよ─、自分もあの真剣な言葉を聞かなければパーティーに参加するなんぞしてこなかっただろう。
やった結果皇嵐に出会った、そして愛を感じて伝えることが出来た。飢えに飢えていた自分を皇嵐はたった一つの存在で満たしてくれた。この力の持ち主からは乾きを感じる…空虚だった自分より深そうな。
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