永久に想う2

必死に、必死に兄の足元へとすがりついてたのにその方法が今じわじわとなくなってきている。彼が驚くことも仕方ないものだ。
「……僕は、あの二人には子供ができるとおもいますがね。我らが王家の跡継ぎが、ここで話しても仕方ないものでしょう……カリグラ様はやっとただ一つの花を得られたのですから」
「そう、ですね………。オレもっ兄貴のこと祝わないと…」淀んだ顔から一転してにこりと微笑み、ユリウスは失礼しますと部屋を去る。
「……ご兄弟、にてないようでにてますねぇ……(かなり大きな感情をお持ちで)」好きな人しか見えてないあたりとか、だがユリウスの場合は拗らせすぎて兄のことをそういう意味で好きではないと言い聞かせてるように思う。
この行動、感情が変な方向に働かなければいいがとナエはためいきをついた。ほんとうにわが主君は変なもの達にも好かれやすい。
──
「……ここが例の災害が起きたところか」カリグラはある星に訪問した、第7宇宙の中でも北の隅にある所である。
地球で言う北極のようなところでもあり、その惑星は極寒地帯であった。だが問題はほかにある、氷山が崩れ周辺にいたものたちがことごとく死んでいるのだ。残ったのは極わずか……人口の100分の1程度かもしれない。
「はい……」
「何が起きてこんな状態になった?。…即刻復刻せねばならぬが……(これは少し時間かかるな)」奥の地帯を見れば龍の口で抉られたようなところまである、この星でそのような巨大な怪物がいたか?。
支配しに来た時は精霊はあれど怪物なんぞいなかったはず。だが残ったものたちは震えており、何かを思い出したかのように蹲るものまでもいる。
「…昨夜、急にでした。恐ろしい龍が飛んできて……」
「龍…?ここに伝承はなかったはずだぞ」
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