永久に想う2

「……ほんと、ただのサイヤ人ではないんですよね…」支配ももちろん統治もデキる男、それがカリグラだ。あとは後継問題くらいであったが皇嵐と結婚するのならばその辺は問題ないだろう。
カリグラも皇嵐ならば子供を持つのは悪くない、責任もとると話していたのだから。
「ナエさん」書類を振り分けていると扉の開く音と同時に聞きなれた声がしてくる、カリグラの実弟...ユリウスだ。
どうやら書類の提出できたらしくて、大きめの封筒を持っている。
「あれ、兄貴は?」
「あの方ならば視察調査に行きましたよ、今日提出のものですよね?。僕の方が代理として頼まれてましたから見ておきますよ」ユリウスから書類を受けとり、誤字脱字と記入漏れがないことを一つ一つ確認して代理印をナエは押した。
「ありがとうございます、いつもいつも…大変ですね」
「まっ、まぁ…兄貴が支配し始めてから惑星ベジータもですが色々変わりましたからね」
「……あの方は惰性的な世界を変えたい、皇嵐様の為にと仰られてましたから…」今までスポットライトを浴びることのなかったものたちが浴びてきた、この星にいるツフル人もそう。余所者のサイヤ人に追われたものが、サイヤ人のなかでも荒々しく婆娑羅者とよばれ悪魔の子と避けられてきた男が救い出した。
今では立派なカリグラ政権の技術班であり、中心的存在だ。
カリグラに直接意見を言えるものでもあり、擁護されている存在でもある。だがもちろんツフル人だけではない様々なものたちが、その中の代表が彼に意見を述べられ時には採用される。成果主義であり民主主義に近しいものがある。
どれもこれもベジータ王家の時にはなかったものだらけなのだ。
「…皇嵐様、ね。今おられるのですか?」
「ええ、しかも…昨日結ばれたらしいですよ」
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