最後の王子とかつての皇帝

「くだらん魔族共にやられて残念だとな…、ナエのやつはほかのとこの手伝いに行ってる。俺が行くのが得策だろう…」ブツブツと言ったあとラディッツの手を掴み、また時の巣へと移動する。
「カリグラさんっ!」トランクスは駆け寄り、彼へと声をかける。
ラディッツはまだ慣れない様子で少しトランクスと距離をとるが、ぎょっとする。カリグラの姿がいつの間にかあの戦った時の若い頃の姿になっていたからだ。
「(いつまでも慣れんな)」
「とっとと慣れろ、ラディッツ。それで…問題のはこれか」またまた面倒なとこを…、とカリグラはため息をつく。いや、よそうはしていた。順番としてここに来るだろうと。
ラディッツの方をチラリ、とみて時の界王神に声をかける。
「ラディッツのことを見てろ、俺一人で行ってくるぞ。」
「ええ、助かるわ…。あっ、そこ悟空くんいるからね。」思い出したようにカリグラにいうと、

珍しい。いや初めて見たのかもしれないとラディッツは思う、カリグラの顔がすごくすごく嫌そうな顔をしていたのだ。言い表せれる言葉が思いつかないほどに。
「ユリウスのが?、もしかしてとは思っていたが…はぁわかった。」そういうとカリグラは時の巻物を持ちワープした。
「あいつ、カカロットが嫌いなのか…?。」
「えっ、えっ、とラディッツさんの方が知っているんじゃ…」
「オレは知らんぞ、弟の生まれ変わりだとしか聞いていない。あとは興味が無いから忘れていたとな。」
「…そう、ね。苦手…と言った方がいいかしら。」
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