最後の王子とかつての皇帝

月日がしばらくたち、カリグラは休みの合間にラディッツのことをひたすら殺し鍛えた。
そのおかげかだいぶラディッツの方は鍛えられ、かつてとは比べ物にならないほどの戦闘力になった。
「まずまずだなぁ、ラディッツ。」今日もトランクスが用意したところで鍛え上げ、カリグラは満足気につげる。
「…キサマッ、本当にいい性格してるな!!。人のしっぽから手を離せ!」そう、今日はラディッツのシッポを鍛えようとカリグラはふにふにと握っているのだ。
効果音は可愛いものだが、その力は強くなかなか離れない。
「はぁー?、お子ちゃまなラディッツにはいいと思うがなぁー??。」ぎゅっっと強く握るとラディッツはがっっ!と叫びぐったりする。
「このサドがァ!!!」
「なんとでも言え、しっぽを鍛えなくてはならんのは事実だろ?。現に今お前はやっと叫ぶくらいには元気になっている。今の今までなんも言えてなかったのだからなー、俺のも触らせて引っぱたかれたくせに。」
「ぐっっ!」そうだ、カリグラも弱いだろと握ろうとしたら物の見事にしっぽではたかれて岩にめり込む羽目にはったのだ。
握ってもビクともしないどころか、冷めた目で
『じじいの触ってなんの得になる?』といわれたが(だが感触はとてもよかった)。
「……トランクスから連絡か。」そうこうしてると、トランクスという男から連絡が来たらしくやっとしっぽから手が離される。
1度会ったが、未だに信じられない。あいつがベジータの子だなんて…と思い返す。
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