閑話

「分かっている、まっこれで俺もラディッツのそばにいれるわけだ。」それだけで充分だ、とカリグラはラディッツから離れて言う。その声はどこか嬉しそうで楽しんでそうだ。
時の界王神はその光景にほんとにこれで良かったのだろうか…、と思いつつ飛行ライセンスや諸々渡す。
「あまりかれをいじめないでよね、カリグラ。」
「いじめなんかしてないぞ?、まっだがこれで俺も多少動けるというものだ。楽しみだなー、ラディッツ。」
「…オレは嫌な予感しかしていないぞ。」
「…ラディッツよ、何かあれば即言うのじゃぞ。あの男は約束は守ってくれるが、ギリギリのラインで酷いことしてくるぞ。」
「もう既に何回も殺されかけてるものね…」2人からの哀れみや同情の目が辛い…、オレはそんな男に目をつけられたのかと改めて思う。
嗚呼これならベジータからシゴかれるほうがマシかもしれん、とほんきでおもった。ベジータ、ナッパすまん…お前たちのことを鬼だと思って。本当の鬼はオレそっくりなこの男だ。
「おいなんだ、お前ら被害者の会のような顔をして。」
「「「わかって言ってるだろ!!」」」一同の気持ちは時の巣の隅まで響きわたり、犯人である本人は楽しげにしていた。
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