閑話

「カリグラのこれはいつもの事じゃからの……」もう諦めろ、と老界王神はあんに告げる。
「はぁ…いいわ、もうこの自由奔放の塊のせいで自己紹介も遅れたわね。私は時の界王神、カリグラからある程度話聞いたでしょうけど神様よかわいいでしょ?」ふふんっ、と時の界王神は言うがカリグラの冷めた目が場を凍りつかせる。
「は?、寸胴な身体のロリババアだろ。いいか、ラディッツきっちり覚えろ。これが豚に真珠、だ。可愛いという言葉の意味もわからんとはなぁ、可哀想に。」
「あんたは何が言いたいのかしらねっ…!、カリグラ。」
「……お前、さすがに言い過ぎではないか?。」
「おじいちゃん、この子いい子じゃない?。」時の界王神は手のひらを返したかのように老界王神へと話す。
「お前さん、ちょろくないか…。あくまでカリグラの欠片を持つひとりじゃぞ。」確かにカリグラと比べたらな…、と老界王神も少し納得する。
「言い過ぎてない、俺は事実を話してやっただけだ。いいか、ロリババアとそこにいるのは老害だ。よく覚えておけよ。」
「誰が老害じゃいっっ!、ラディッツを横抱きにしたまま話すな!!。」界王神のひとりのものじゃ、まっわしは隠居してるようなやつだがと老界王神は話す。
「……」神、というものに上手く納得できずだまってしまう。
なんせ今見てる光景はカリグラ、という男一人に掻き回されてる現場だからだ。名前からしてかなりえらいのだろうが、もはや目の前にある光景は若者に引っ掻き回される老人たちのようだ。
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