閑話

「もう無理だ…動けんぞ…」ぐったり、という表現にまさにあうようにラディッツは草原に寝そべっていた。
あの後何千何万回と言っていいほどに殺され生き返るを交互に繰返した。その中には一つもカリグラに対して攻撃できているものは無い。触れてすらないのだから。
「なんだ?、もう降参か。」
「あんなに何回も死んだらある体力もなくなるぞっっ!。」
「ほぉう?、折角楽しめてきたのにな。」こいつ!、やはりイカれてやがる!!なんならベジータよりタチ悪い!とラディッツは心の底から思った。
すると、カリグラさまとナエの声が通信機から聞こえてくる。
「…あっ、忘れてたな。あのロリババアのこと。」
『そのロリババアから顔を見せろ、と連絡来てますよ。』
「お前も言うようになったなー、ナエ。」
『あなた以外に尊敬するお方はいないので。』さて、とカリグラはラディッツのほうをみる。
「おい、まだ動けんか?。傷は治してやったろ。」
「疲れて動けるわけないだろ!」あんなにオレに攻撃してきたのはお前だろ!?、とラディッツからごもっともな言葉が来てカリグラは面倒そうに目を細めて仕方ないとラディッツを横抱き…お姫様抱っこした。
「これで移動するぞ、すぐだ。お前のことを時の界王神に会わせなくてはならんからな。」
「おろせぇぇ!」さすがにこれは男のプライドが傷つく!!、しかも軽々と抱き上げられたのだ。女を抱き抱えるように。それだけじゃない、カリグラの香りが良いような人を惑わすようなものがしてきて変な気持ちになる。
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