友/訓練

ー翌朝ー
「……朝か。」朝日の眩しさからラディッツは目を擦り開けた。あの後うっかり寝てしまったのか、とおもう。
軽食を用意してもらったのだから、自分も何かしら手伝おうと思ってたのに。
ん??、とラディッツは視界の隅に黒い影が入り横を見るとカリグラが向かい側のソファに座り自分を見てきてた。
「お前!?、もう起きてたのか!!??」
「じじいの朝は早いぞ。」待て、そもそもこここいつの部屋だよな?とラディッツはおもう。
「どっ、どこでねてたのだ。」
「ここだが」ソファを軽く叩きカリグラはいう。
つまり、(事実なら)俺は仮にもサイヤ人の皇帝をほっぽり出てたのか…と少し後悔する。
「そこに、オレを動かしても良かったのだが…。おこしてくれても。」
「なぜ気持ちよく寝てるやつを起こさなくてはいけない?、お前がよく寝てたしそれでいいなと思っただけだがな。」さらり、とカリグラはいう。カリグラとしては気持ちよくラディッツが寝てるからそれでいい、となったというわけだ。
「…すまん。」
「構わんぞ、疲れてたのかと思ったからな。俺も俺で少しは休めたからな。」少し機嫌が良さそうにカリグラはいう、ラディッツはカリグラの機嫌が良さそうなのどうしてだとおもった。
あんなソファに寝てたのに、いや確かに高そうなものでそこらのより寝心地はいいかもしれんが断然ベッドのがいいはずだ。
自分が寝てても多少の余裕があったし…。
「お前、機嫌良さそうだな。」
「ああ、…懐かしい友からの頼りが来たからな。」
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