友/訓練

律儀なのか、なんなのか…カリグラはラディッツを育てようとしてるのだ。
これは、この人本気なのかもしれんとナエはおもう。
しかもコントン都ならば、カリグラはある程度力を抑えるくらいでいい。何をしても許される、と言ってもいいだろう。
ラディッツに対してナエもカリグラに鍛えてもらったら?、と思ったがそれは軽いノリだ。なのに、ラディッツに対してカリグラは本気でするつもりなのだ。
「あっ、あなた思ったよりあの子のこと気に入ってるのですね。」
「ラディッツの事か?、まぁな。…あいつはどうしてる?。」
「今は軽食を食べ終えてゆっくりされてますよ、多分寝てるかと…。」時刻は夜に入ろうとしてた。
カリグラは時間を見て、軽くため息を着く。
「寝かしておいた方がいいだろうな…、明日から無茶させるしな。」どこか憂いのある表情にナエは人類同意の言葉を告げる。
「誤解を招くような顔して言わんでください。」
「は??、なんの事だ。…おい、俺があいつを抱くとかそんなのか?。孫に欲情するようなジジイじゃないぞ。」
「あなたの見た目の若さからしてへたしたらのになるでしょ。」
「俺はジジイだぞ、ラディッツは孫みたいなもんだ。孫。ったく萎えるようなことを言うな…、飯あるか?。俺も食べて風呂に入る。」
「分かりました、では軽くスープ温めて準備しますね。」頼む、と言って紙袋を持ちカリグラはラディッツを寝かしているナエに用意された客室へと移動した。
「…あの人ちゃっかし、戦闘服用意してあげてるのですね。ほんとに。」
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