対面

見る限り、ラディッツはトワの魔術が未だ少しかかってる部分がある。
あれは術が抜けたあとも後遺症が残るだろう、全くやってくれたもんだとカリグラはため息を着く。いいか悪いかわからんが、あのラディッツは潜在能力もそれなりにあり溢れそうだ。あのままあふれたら…
「本来成仏とかするはずのやつが、魂ごと消滅するぞ。お前らにとって都合いいかもしれんが、つまるところ…俺に力が嫌な形で戻るというわけだ。」プラスの魔力も添えてで。
「いいのか?、場合によっては余波で歴史も変わる。それは時の界王神にとってはマイナスの利益だろ。」
「…確かにラディッツさんのお陰で、悟空さんはサイヤ人のことも知れましたし。」
「そうだ、後々お前たちにも不利益が来る。それならば、だ。」
「俺とてラディッツをそうそうなくしたい訳では無い…、俺のラディッツでは無いとはいえだ。担任というシステムを使えば、お前らにとってはラディッツから俺を見てもらえる。俺からすると、これからの任務においてやつにサポートしてもらいつつトワやミラに牽制も掛けれる。ウィンウィンというわけだ。」
「確かにあのラディッツ、あんたの器のよりは真面目だし仕事はそれなりにこなしてくれそうね…」気に食わないが、ごもっとも。自分も仕事が増えるのは嫌だと時の界王神は納得する。
「おまけにこのコントンなら、変に影響を受けたりもないわ。結界もあるし。」
「まっ、そういうことだ。奴がいるにはもってこいだ、いいのかー?。お前の世界の住人を根無し草にして。」
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