対面

我ながらなんとも言えない質問をなげかけるものだと思いつつ、彼に聞く。カリグラはその質問に軽く笑いそうだと答え、ベッドの近くに置かれてる高級そうなソファに座る。
「俺が殺した。」あっさりという男に、どんな感性をしてんだと悪態をつきたくなるがそれよりと質問をラディッツは投げる。
「なぜ生きている…、カカロットのやつが話していたドラゴンボールと言うやつか?。」ベジータたちがやったようにも思わない、そりゃアイツら生き返らせてくれないかと僅かばかりの希望を抱いたがベジータがそんな優しい心を持ってるようには見えない。
「違う、俺が生き返らせた。」生き返らせた??、腰に巻かれたしっぽを見る限りこの男はサイヤ人だ。そんな能力、オレたちには無いはずだとラディッツは思考する。てか、そもそもあの若い姿から今ってなんだ?どういうことだ。
「お前、サイヤ人なのか?。」
「サイヤ人さ、純粋な…いや違うな。自己紹介がまだだったな、ラディッツ。」
「……」
「俺はカリグラ=ガイウス、お前がいた時空とは別のとこのサイヤ人の皇帝だったものだ。2000年くらい前のな。まっ、お前の所も一時期統治はしてたが」
「戯言を言うな…!、2000年前??。皇帝??。」そんな昔にそんな男はいないはずだ!、そもそもサイヤ人の中でこいつみたいな格好をしたやつも見た事ない。
いや昔ならあるのか??、と疑問が次から次へと湧いてくる。しかも、己と似た見た目の男が皇帝?。王家だと!?。時空とかもう訳分からん!。
「あー、受け入れ難いな。まっ、ゆっくり整理したら良い。聞きたいことがあれば質問しろ、とはいえ俺も答えれるものは限られているがな。サイヤ人ではあるが、俺は悪魔と契約したことで魔族のようなものだ。だからお前を生き返らせた。」
「なぜ生き返らせた?、オレになにかするためか。」
「…手伝ってもらうためさ、俺のためにな。」手伝う??、とラディッツは疑問に思う。なんだ、惑星の制圧か?。
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