御目見

道具のように扱った自分を!。
ちらり、と映像を見る。カリグラは見据えて、口を動かしてくる。
『おぼえてろ』たった5文字、その5文字はトワに恐怖を抱かせるには充分だった。
「っはぁはぁ!」呼吸を整える、いやもう開き直るしかない。ここまで来たら、いっその事ミラを鍛えて…いやラディッツたちをサイヤ人やとにかく使えるものを利用しあの男がこちらに来ないようにしないといけない。
黒王に…我らが主に許されるためにも!、幸いあの男は全盛期とまではいかないだろう。残り半分の魂は黒王のもとにあるのだから。
「…ミラ、エネルギーを集めるわよ…!」もういい、手段は選ばない。選べなくなったのだ。やるとこまでやるしかない。
「ああ…(あの男、かなりやれる…)」ミラはトワをみつつ、カリグラのことを見た。
ラディッツへととにかく魔術をやれる範囲でそそぎこみ、強化してカリグラへと襲わせる。戦う間に歴史の歪みのエネルギーを回収しようとトワたちは動いた。
「……手段を選ばず、か」カリグラはラディッツの相手をしながらつぶやく。
「やれやれ、脅しすぎたか?。」
「こっちを見やがれ!」ラディッツは両手で気功波を作り放つ。
腹立つ腹立つ!、この男先程まで己ではなくほかのとこに気をやりながらもあしらいやがる!!。こちらは全力で来てるのに、体力化け物なのだろうか効率的に最低限の動きで避けて相手してくる。
「ああ、すまんな。」すっ、と流し目でラディッツをみる。一閃、斬るように片手を動かしラディッツの戦闘服を肩のとこを破壊し傷をおわせた。
傷から血がぶしゅっっ!と飛び出してくる。
「…悪い悪い、今度はきっちり狙うぞ。」
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