御目見

左からの攻撃と同時にまた暴風がふきあれ、カリグラはそれを軽く流しカウンターをしかえす。
悟空はそれを遠くから見て、感嘆した。
「あいつらつえぇな…!」特にラディッツそっくりの男。涼しげな顔で流しつつ、ラディッツの体力を確実に削いでる。
「あの男、お前の兄とか言うやつを圧倒していないか…?。」
「ああっ、でも残念なことにオラあんなか入れる気しねぇぞ…!。」神と神の喧嘩のように悟空にはみえる(片方は当たってるが)。
「どうした?、全く当たらんなぁ??」片手を弾き、ラディッツをコケさせ上から見下ろす。
「っっ!」何だこの男は、ほんとになんだとラディッツはカリグラを睨むが睨まれる本人は何処吹く風のかおだ。
だが、己と同じ黒曜石のような黒い瞳は冷たくそして氷づけるように極寒の寒さを持っている。
何より不思議なのは、スカウターがこの男の強さを測れてないことだ。普段なら機能してるはずなのに。
「(故障か?、いや故障でも普段なるはずだ!)な!!?」とたんスカウターが爆発して自分から外れる。
「…邪魔だよな、それ。ほれ壊してやったぞ。」壊れてたしな?、とカリグラはわらう。
「なんだ?、聞かれたくないものでもあったかお前は。」
「ん?、別にないが…いやあるな。ベジータたちの声はうるさい、羽虫のようでなぁ。」ベジータを羽虫…、やはり王子のことを知ってるのはサイヤ人だからか。
「…キサマを生かしておくのは危険そうだ。っっ!」とたんラディッツはあたまをおさえる。
カリグラはその光景にやはりトワたちがまた来たか、とみた。
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