御目見

「カリグラっ…!、分かったわ。」
「さすがに今回の問題はトランクスにも重荷じゃ、お前さんがいてくれて本当に良かったわい。」
「…お前達、面倒ごとは俺にやらせる気だろ?。」すっ、と目を細めて貫くように彼らを見る。
「…神とは名ばかりの、怠慢な連中ではないか。相も変わらず。」
「そっそれは少しな…!、じゃが今回の件。さすがにワシらでもキツくての……修正もできてなおかつ時空の歪みの影響を受けんお前さんには適任かとな。」時の界王神は老界王神の意見に同意しつつ、カリグラに時の巻物を渡す。
「…お願いッ、あの方の為にも…!」
「……元からそのつもりだ。ナエ」
「はい」
「お前はこいつらを見ておけ、何かあれば連絡しろ。」かしこまりました、とナエはカリグラに返事をする。
「ご武運を」
「あぁ…行ってくる。」カリグラはそういって、その時代へと転移した。
「…カリグラなら大丈夫よね。」
「大丈夫でしょう、まあ暴れすぎてなにかするかもしれませんが。」
「うっ、そこ心配…でもラディッツのこと大事にしてるし…」
「あくまであの人の器の、ですよ。ですが……敵は何かを企んでそうですがね(負けないでしょうが)」時の界王神はナエのことばにそうねと返事して、目の前に大きく映像を映し出し始めた。
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