御目見

少しした歪み、ひずみによって本来小さかった問題が大きくなることもある。
カリグラはそれを察してつげたのだ。おそらく、全盛期の彼ならやれたのだろう。
「…それに関しては俺にも責任がある、なおしたとはいえな。」巻物の映像を見ながらカリグラは謝罪をした。
そこに移るのは、トワにより洗脳されたラディッツが今までとは比べ物にならないほどの力で悟空たちを圧倒していたのだ。
その力によって、悟空は彼を抑えることも出来ずただ殴られるだけ。対するピッコロは息が乱れ、力を貯めることすらできていない。
「この力……、超サイヤ人のクラスを超えてるな。」トランクスには無理な話だ、勝てるかもしれんが時の乱れが酷い下手したら彼はやられかねない。そもそもこの様子、ラディッツ自身もトワたちの受けてか相手を洗脳しそうな様子すら見れる。
「これは…、僕がいった任務の時と明らかに様子が違う。」本当の実力を発揮した、映像の中で笑うラディッツの顔は恍惚で相手を圧倒することに味を占めたようだった。
「はぁ…、これは歴史がほぼ変わるな。刻蔵庫のようすをみるかぎりでもな。」侵食されている…黒い紫混じりの霧が天井を覆い尽くさんとしていた。
「…だから、行ってくれないかしら?。カリグラ。」あんたしかできないの、時の界王神は追い詰められてるような顔でいう。このままじゃ、ここもやられてしまうのは時間の問題だ。
「……良かろう、俺が行く。」ひとりで充分だ、とカリグラは告げた。
「他の奴らが居ても足手まといだ。スカウターさえつけておけば、連絡は取れるだろ?。ダメな場合は直接やるぞ。」
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