僕にとってのヒーロー

「カリグラ??」
「ああ、なんでもないぞ。さて、家に帰るか!。今日はお前も頑張ったからなー、ちとカリーたちも呼んで宴会するか??」そういいわしゃわしゃと頭を撫でられてラディッツは転けそうになる。
「い!?、おっ驚くからやめろ!!カリグラッッ!!! 」
「なんだ?、頑張った若者をほめてやるのがじじいの役目だろう??」
「はっ恥ずかしいんだ!、オレはもう30とかそこらのやつだぞ!?」
「時の界王神と比べたら若い若い、俺と比べてもなー」
「お前たちと並べるなっ!!!」ラディッツはそう照れながらもう言う、ああもうその顔を見るだけでも心臓が跳ね上がってしまう。
どこか無邪気に楽しげに笑うカリグラ、ベジータやナッパ解いた時には感じれなかったものを今ときめきとして受け取っている。
「(あのカカロットと戦ってる時のカリグラもかっこよかった……) 」金色の戦士相手に黒で染め上げる漆黒の修羅、戦場を己の踊り場とするように華麗にかわして殴り返す姿はひとつの芸術作品のようだ。
時の界王神が彼に頼りっきりになってしまうのもよくわかる、カリグラひとりで全てができてしまうカリグラひとりで戦場を変えてしまうほどの色があるからだ。
──英雄、敵側から見れば宵闇の大魔王なのだろう。
「……」
「カリグラ??」そうしてるとカリグラがピタリ、と足を止めて空を見つめてため息つく。
「……あー、いやなんでもないぞ。子供の覗きのようなものを感じてな?」
「覗き??」少し間を置いてカリグラは話す。
「そう、おまえみたいに覗いてくるやつ。さっきから俺に熱い視線を送ってなー?」あつい……アツい……熱い視線、ラディッツはその言葉を理解してまたカリグラに見惚れていたことに気づき顔を瞬間湯沸かし器のように赤くしてしまう。
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