ジレンマ

『うっっざ、やりたいならやりなよ』他人がいるから大人しくやろうとしているというな、素直に壊したいといえばいいのに。涼しげな顔で言うカリグラは、どこか浮世離れしていて不気味だと感じた。
ぞくり、と肌寒さを感じるような…そのようなものを。この男が人ではないとわかっていたがそれ以上に生物なのだろうかと考えさせてしまうようなものを。
ああお陰様で余計なことまで考えさせられる。姉は姉で頑張っている、そして自分は自分で姉の為にとしている。でもあの男カリグラをみると、──もうあいつ一人で良くないか?というのと劣等感や怒りのようなそのようなものがぐちゃっとした感情も出てくる。
「……ねぇ、トランクス」
「はっはいっ」
「……あんたらがしてる戦いさ、



私らがいないといけないわけ?カカロットたちでもなくあのクソジジイだけで良くない」ゆっくりとその花唇を動かしてリンはトランクスに伝えた、リンの中ではずっと思っていたことだ。姉が頑張ってるから、としてきたがあの男の元にいると否が応でも感じる実力と視界の広さの違い。
一歩の進み具合の違いや、様々な違うことも。性別や人間性のさか?、そうじゃない。何もかもが格が違うのだと思い知らされること。
「縛りがあるっぽいけどさ、あのじいさん……そんなの抜けてやれるでしょ」
「っ、そ、それは……!。カリグラさんにもっいろいろと」
「色々ってなによ、……とっとと決着つけたいならあのクソジジイがやればいいじゃん。それに強い戦士募っても私たちクラスって居んの?神の子にかなうほどのとかさ」
「効率悪いんだよ、何もかもあんたらがしてんのは」ああ腹立つ、腹立つ。この思考も何もかも親父と似てる自分が。
『どれもこれも同じだろ?、ベジータ』
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