正義感

荒廃とした星で月鬼はタバコをふかして夕焼け色の空を眺めてた。
周りは死屍累々の屍ばかり、月鬼はそのひとつをけったくり下へとおりていく。
「……」
「ここにもやはり居なさそうですねぇ…」
「だな、…まじめに翼の言う通りここにはいねぇ。神達の世界にいることはほぼ確かもな」
「…おそらく、ですが…仮に神達のとこならどう行くのですか??。そこから時空軸となればめちゃくちゃ細かいすよ」月鬼は口にくわえた煙草を噛み潰して、吐き出して地面へと吐き捨てる。
イライラしながらも次のへとかえて、先を見据えた。
「やるしかねえだろうが……ったく、じじいもまぁ随分と面倒なものを押し付ける…」
『その言い方は酷いなぁ、若造』
「…出たわ、空気を読まねえカス野郎が」するり、とまた半身にカリグラが不気味に現れて月鬼へと語る。
『心当たりはあるし、わかってるのだろう??若造』
「なんの事だ」
『…ラディたちの行き先さ、お前は前回ヴァルドを倒したやつから香っただろう?匂いが。しかも話も聞いた』
「……」
『時の界王神だ、…やつはおそらく時空を見張ってるだろうからなぁ……カリーが狙う願い玉にも近い』
「…あいつは、お前の封印にも手を貸しただろう?時の界王神は」
『そうだな……今は生かしてやるが』月鬼は舌打ちをしながらカリグラと話す、心当たりはある。行き方も──、だが面倒ごとに巻き込まれるのは明白だ。
第一、奴らのとこに行ったからとはいえ己の片割れのラディッツのことも助けられるとは限らない。そもそもあれは管轄すら違う、ラディたちのとこに行っても時の界王神が何かと手を打ち面倒を呼ぶ。
「……どうせなら、なにかの気にのりこみてえな」
「…なにかってなんすか 」
「トワ達がなにかやろうとしてんだろ、ああいうときにな」
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