少しの間

待て待て、たしかにナエはもうとっくの昔にみんな気づいていると話していたが。
まて、つまりそういうことなのか?。そのことにきづいていないの自分だけだということか。カリグラはとっくのとうに気付いていて相手をしていてくれていると。それで至って普通にしてくれていると。
「~~っ!!!????」声にならない声が暗闇に響く、相手はうるさいと耳をふさぎながらもためいきをついている。
大発狂するに決まってるだろ!、カリグラがまさかの気づいてるなんて!!。そう思うわけないだろ!。
「かっ、カリグラは!。オレの思いわかってると!!?」
「わかってるからこそお前の相手をしていただろう、普通に。さりげに距離取りつつ」
「嘘だろ!!?」
「嘘ではない、時々見る俺ですらわかるほどにお前の顔はあからさまだからなぁ」ツンケンしていようと顔やしっぽに出るものでラディッツは時折顔を赤くしたり、カリグラに触れられるととびはねたりもしている。
こんなあからさまな反応をしていて分からないものは逆にいないのではないだろうか。相手はカリグラ、人の機微にさとい男だ。やれやれとしつつ相手をしていたのは事実。それに気づかない、いやまさか気づいてないだろと思い込むのはさすがの才能すぎる。
「穴があったら入りたい…!」
「入るならフリーザの相手をしてからにでもしろ…、ちっ!黒王の野郎来ようとしてるか。おい、次呼んでやるまでラディに迷惑かけず告白しろよ」
「こくおう…?、おいなにを!!?」聞こうとしたところあっさりと蹴飛ばされて現実へと引き戻される。
全くまた呼んだのは実験とでも言うのか、確かにやつのいうとおりソファへと座っていた。本当に不思議な力だ…、こんな便利な力があるなんてと同時に黒王と呼ばれたものについてラディッツはきになった。
「……胸騒ぎが、してしまう」
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