少しの間

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時の界王神とはまた散々ぶつかった、ラディたちを危険な目にあわせるなというのとお前みたいなババアよりつかえるわと。
もちろん自分もラディたちに無理はして欲しくない、だが彼女たちはあの皇嵐の娘で己の来世たるラディッツの愛し子だ。万が一と起きることがあっても必ず生き残る。
自分だってずっとイライラとしている、あのトワたちの動きやラディッツという存在へのクエストも増えてきた。挙句に味をしめた時の界王神が、やれフリーザのとこに行って欲しいだの自分の代わりに澱みをきれいにして欲しいと頼んでくる。本当にうるさい、今正義まがいな動きをしてるが俺が消してやろうか?とおもうほどだ。
「……うぜぇ…」うっかり部屋で本性を出すほどには面倒だ、身体的な体力はあるが面倒な人間と関われば疲れるのは自分も同じ。
元々人間は好きではないし、皇嵐のためにでしてやってきてるのだ。だが悩んでるのはそれだけではない、ラディッツの動きだ。ここにいるラディッツの。
ナエと話してた通り……、あれは自分に恋愛感情を抱いている。本当にどう言うことなのだ?、殺したぞ俺は。持ち帰りのために、悪いが自分の場合は恋愛感情はない。父親や祖父が抱くような親愛だ。哀れにとおもい捨て猫を拾ったようなものである。
なんで??、なぜこうなった。いや確かに初対面から普通とは違う反応されていたが、え?恋愛??。しかも一目惚れのこじれてるもの。
今ではラディッツは押しかけ女房のように自分に迫る時もあればこちらから動けば、有り得ないほどの反応を示すときもある。
全くもって意味がわからない、ちと身内に近いものだぞ遠縁の。
『~っ!!、よるなぁァ!!!!』お前から呼んだくせにツンデレを出してくる時もある。なぜ。
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