戦闘/嫉妬

「よかったら私にも特訓つけてくれませんか?」
「…悪いが、俺は1匹の黒猫を鍛えることで忙しい。こんなジジイではなく、お嬢さんに合う者のとこに行った方がいいぞ」
「でしたら、次の「この泥棒猫ッッ!!!!」!!?」ばっ!と階段から飛び降り、女の前に立ちカリグラの手を掴みラディッツは怒りのママ叫ぶ。
その顔はまさに嫉妬に狂った般若の顔だ、掴まれたカリグラの方はえっと驚いた顔をしている。
「……ラディッツさん、告白よりそっちの叫びの方がハードル高いと思いますよ」
「カリグラに近づくなっ!よそに行け!!他所にッ!!!」
「っ!?、あなたっあの悟空さんの兄の」
「それがなんだ!、あいつはあいつだろ!!。さっさと去れ!、…一瞬で消すぞ」
「……お前、俺のなんなんだ…?。猫ちゃん」女が去りカリグラの顔を見ると少し自分に引いたような顔をしている、それにもイラッとしてしまいラディッツはまた怒号を轟かせた。
「なんでもいいだろうがっ!浮気者!!、ほらとっとと帰るぞ!。帰るんだろっ!!」
「…乙女みたいだぞ、猫ちゃん」
「乙女言うなっ!オレは男だ!!!」
「……ラディッツさん、あの…そっちの方が本来難しいですから」
「ラディもこんなたらし男に引っかかっちゃダメだぞ!」
「私じゃなくて、己の叫びの方心配してくださいラディッツさん」知るか!あっさり女と話しやがって!!、自分がいるのに!とラディッツは頭がふつふつと湧き上がってる。
怒りのまま家に帰れば、酒を飲んでいたカリーとターレスから心配されて冷水を飲まされる。
カリグラの方はリンに引っ張られてまたなにかお菓子を買わされに行かされたらしい。ラディはナエが沸かしてくれた風呂に入ったようだ。
「ホンッットにあいつ信じられないわ!」
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