戦闘/嫉妬

「今後おそらく戦いの中で仲間と戦うことも増える、…暗黒魔界の奴らは面倒な性格をしているからな。…現にターレスたちが来ただろう?、あのようなことが増えるはずだ。…ラディッツも戦士としての心得はあれど、やつのような冷静を超えた冷徹さというものは少し足りない。だからこそだ」
「……」
「故にあーーんな連中の魔術にかかるわ、それで調子乗るわPQでは罠に引っかかるわとしてるからなー」
「だからっ!なんで今回そんなに意地悪なのだ!!?。大人気ないと言ったのは謝るぞ!」
「反省の籠ってない謝罪なんぞ豚に食わせる」
「カリグラッ!」
「……おじいちゃん、お父さんみたいに弄るなぁ」相当根に持ってるようなカリグラの反応にラディとともに苦笑いしてしまう。そもそもPQでの自分の行動をあの男、逐一見ていたのかと照れのようなものもあるが。
確かに魔術に適応する力があるとはいえまんまと引っかかるのは全く話が違う。自分もやられないようにしないといけないとは思うが、何故か敵が出てくる所へと引っ張られてしまう。その度にあきれたカリグラから戦場でゲンコツくらったり、任務を終えた後に
『反省会……しようか?』とにっこりと微笑まれてなぜそうした?行こうと思った??と正座で禅問答のごとく問い詰められてしまう。
「…オレだって、どうにかしたいのだがな」
「んー、…ラディッツさんがひかれるなにかがあったりして?」そんなことボヤいてるとラディからもしかして、とことばをもらう。
「魔術に適応する力があるならば、反対に魔力にひかれる性質でもあるんじゃないですか?。おじいちゃんのに惹かれるみたいに」
「えっ」
「うちの父はよく幽霊とかに好かれたりしてましたよ?、恐らくおじいちゃんの性質の関係で」
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