戦闘/嫉妬

「おまえ…!、ほんっっとうに強かったんだな!!。あんなにやばいセルを倒しちまうなんて!」
「…これでも一流の戦士の娘ですからね、ウーロンさんも身体鍛えられます?。筋肉もつきますよ」
「おっオレは!いいよぉ~……」鍛えたら意外といいとこまで行くかもしれませんよー?、とタイムマシンのなかラディはウーロンと語り合う。
トランクスは2人の話を聞きながらタイムマシンを動かし、意外と意気投合してるなとぼんやり思う。あの戦いのおかげかラディはハツラツとしている、おそらく本来の姿なのだろうが……女性であろうと戦いが好きという話なのだろう。あの最初に出会った時とは違う雰囲気に少し身震いを感じる。
あの時は父親を殺したものへの復讐心というものにも駆り立てられ、自分のことを睨んできていた。悟空とかかわったものたち、それだけでも気に食わないのだろう。話してみたら意外とラディは繊細であり、人の心の機微もわかる人だった。
あの冷酷なサイヤ人の娘…とは思えないほどには、だが戦闘の時は違った。祖父バーダックとも似た動きに、父ラディッツゆずりの弱点を見ぬき狙う鋭さ。いいバランスに整えられており、武の極みを見た気持ちだ。
「……その、おつかれさまです。凄く助かりましたッ……ラディさんの強さ、オレの理解の範疇を超えていました」
「当たり前だよ、私は幼い頃から任務もこなしたりしていたし……あのお父さんから鍛えられていたのだから」
「なかなかに厳しいと言われてましたね」
「そうだよ、私が生き残るためにね」ラディの顔がどこか切なげでトランクスはかつて悟飯を失った時の自分のことを重ねた。
生き残るために必要…彼女も彼女で苦しい思いをしてきたのだ、そこには…自分の師であった悟飯や父親のベジータもいる。
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