「ジジイ、あんたお姉ちゃんに修行つける気あるの…？」
「…今回の次第、だな。それまではカリーの方がいい、あれは現代最強なのだろう？ラディッツのことも育てれた…あのような男の方が俺より断然いいと思うからな」
「……」意外だ、そのように答えてくるとは。
「俺は人に教えることはあったが、正直そこまで好きではない。…皇嵐の子であればもちろん優しくしてやりたいが、ちとな」
「あーお姉ちゃんが母さんに似てるから？」もしや、とリンはニヤリと笑い言うとカリグラはそうだと素直に答えてきた。
「……あいつと話していると、貴様たちの母親との思い出を思い出すからな。そのおかげで仕事が手につかなくなりそうだ」
「やっぱあんた、母さんに惚れてたんだ」
「あーそうだ、あえて言わなかったがな。俺は…お前たちの母親が初恋で愛している、俺のラディッツにも言えんがな。好きでたまらなかったからこの命を捧げた、そして今お前たちの母親との約束そして愛しているからこそやりたいと思っている。これが答えだ、わかったか？」
「わかったよ、あんたが相当な変態だってことは」
「このガキ…！、だがなんとでも言えその通りだ」ああクソ！といいたげなカリグラの顔にリンは満足して、これはこのじじいをいじれるとウキウキになる。だが…まさか、母がここまで男をたぶらかしてたとは。
あの父もかなり骨抜きだったし相当だとは思っていたがその通りだ。母に似ている姉ももしかして…？、いやまてこのじじいになにかされないかと瞳孔を開いてカリグラをみた。
「俺はせんわッ！、さすがに年の差があるだろ！！。それにッ…あの娘を見ていると皇嵐との事もだが、もしかしてということを考えてキリがないわ！！」