葛藤

2人のやり取りにラディは苦笑いを浮かべつつリンの方を見る、いまだしんぱいしているのかオロオロとしておりラディは大丈夫だよと妹に花のように微笑む。
「リン……大丈夫だから、ね?。良かったらさ…その、任務終わったら最初にお迎えしてくれないかな?」
「お迎え?」
「うんっ、ほら妹がしてくれた方が私も嬉しいし…!。ね?」そうだ、自分が完全に復讐へと気を回さなかったのもこの父にそっくりでどこか危うい妹のことが心配であったからだ。
自分がなにか無理すればこの妹もさらに危ういことをしかねない、時折己が無意識でしてしまい巻き込むこともあるが。
故に妹が迎えてくれて、その元気な姿を見て安心したいのだ。久しぶりの戦闘の任務だからこそ。
「やる、やるよ。お姉ちゃんが帰ってくる瞬間にはいるから、てかもうお姉ちゃんなんなら結婚しよ。レッツ結婚」
「結婚は大丈夫だから!、お迎えしてくれたらいいから!?。ね!??」
「たった2人だけの姉妹なんだからやらなきゃ、いやお姉ちゃん以外に兄弟いてもいやだけどさね?やろうよお姉ちゃん。より絆を外的にもつよくしようよお姉ちゃん」
「大丈夫だからっ!リン!!、そんな瞳孔ガン開きにしなくていいから!ね!!?」しまった、どこでかはわからないが妹のヤンデレスイッチというものを自分は押してしまったらしい。
ぎゅっ!と妹はいつの間にか自分の両手を握ってきてせまってくる。
「やろうよお姉ちゃん、もうさここならなんでもいいでしょ。姉妹同士だから結婚しようよ、お姉ちゃん。あっかえったら初夜の準備しようか」
「おちつこう!?リン!ねえ!!、ほらおじいちゃんもいるから!!」
「こんなクソジジイは死ね」
「……お前っ、本当に俺のラディッツにそっくりだな」
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