この星の文化、そして父親の仇である孫悟空が今まで何を相手してきたかもわかるからいいだろう。父が死んでしまい、そして孫悟空という父の弟である男の存在でこの世界の話の中心となった地球。
その技術というものは気になるものだ。少しの勉強としてやってみるのもいいものだろう。
「オレたちも協力しますから、宜しくお願いします…！」
「そうだな、安心しろラディ。こいつらが無能な仕事をすれば…、俺がこの世からご退場願うようにするからな」ぎろり、とウーロンとトランクスをにらむカリグラにラディは父親とやはり似ているなとおもってしまう。
明確な殺意、なにかすれば殺すという宣言…父がカリーたちにもしていたことだなと。あの二人はその反応になれたものだと相手していたが、どうやらここの2人はカリグラの殺気があまりにも恐ろしすぎて呼吸することすら忘れているようだ。
「っっ…！」
「分かっているな…？トランクス」
「わっ、わかり、ました…！」喋る機会を許す、と言いたげに殺気は解かれる。カリグラはそのトランクスの反応に気を良くしたのかふっと微笑みラディの肩を優しく抱いた。
「…お前にとって少し辛いやつかもしれんが行ってみろ、何かあれば俺を呼べ」
「…？、おじいちゃんを？？」
「お前は皇嵐の娘だ、しかもやつの力を受け継いでいる。面倒なヤツらがよってくる時もあるからなー、そういう時は呼べという話だ」
「わ、分かりました」
「おい豚、早く案内してやれ」
「豚って言うな！ウーロンだい！！！」
「家畜よりマシだろ？」
「このやろ～…！顔がいいからってなんでも許されると思うなよ！！」
「お生憎様顔だけではなくなんでもだ、いい男なものでな」
「あーいえばこういいやがる！」