葛藤

「お姉ちゃん!、私も行きたい!!」まさかの言葉にラディが浮き足立っていたところリンもお姉ちゃんが行くなら!と立ち上がってきた。
「え!?、でもリンは他のにも行ってきたでしょ!」
「あんなの楽勝よ、雑魚が多すぎたけど。お姉ちゃんが行くなら私も行く!」
「いやお前は休め、次女」はぁ!!?とリンはカリグラの休息を奨める言葉になに急に!と噛み付く。
「てめえにいわれたかないんだけど!、クソジジイ!!。いつ休んでるか謎だし」
「…雑魚相手に手加減してきたストレスを舐めるな、世界を滅ぼしたくなるぞ。俺は時の界王神に押し付けてる時もあるからな」
「いやあんたが寝ているとことか休んでるとこ見た事ないから聞いてんだけど…人じゃないゴキブリだからか」
「おい次女、何か言いたいことあるなら顔を見て言え。ジジイいつでも手合わせ歓迎するぞ」
「でもお姉ちゃんひとりで平気?、変な人に話しかけられない??」
「そっそんなのないから!、……それよりどう言う任務で??」リンの過剰な心配を聞き流し、あきれてるカリグラへとラディは話しかける。
父と似た顔立ちに雰囲気……改めて見ても己の母皇嵐と並ぶと様になるだろうな、と惚ける。父より国重とも似た大人な雰囲気だが、掴みどころがなく甘い感じがあり正直ドキリとしてしまう。
「……まずは、依頼人に会ってみるか?。お手を、お嬢さん」
「はい!?」すっ、と目線を合わせてきて手を差し出される。やはり、父より大きな手でグローブでどのようなのかは分からないが浮き上がる筋肉から彼が相当な手練だということはよく分かる。
「飛ぶのには慣れてるだろ?、術のにはなるが…ああ次女お前も「お姉をナンパすんな!クソジジイッ!!!」ほんとに俺のラディッツそっくりだなー」
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