手合わせ

「オレがですか…?。」カリグラの言葉にトランクスは聞き返す。確かに彼の実力を知りたい、という心は少しだけある。サイヤ人の本能ゆえか果ては彼の心の底にある闇を警戒して今後の計画を考えるためなのか。
「そうだ、いや何…俺はお前たちに協力してやってるという立ち位置にいるつもりだが。」トランクスにぐいっ、と顔を近づけてカリグラはニヤリと笑い言う。
「形ばかりは、お前を上司として扱わなくてはならないのだろ?。」
「そうですね、この方タイムパトローラーの責任者ですので。」ナエもカリグラの言葉に乗っかって告げる。
この人、絶対カリグラさんの戦ってるとこみたいだけだろ!とトランクスは心に思いながら一応…とカリグラに返事をした。
「た、確かにオレは責任者という立ち位置にいます。ですが、オレはそんな上下とかじゃなく…仲間として、協力し合いたいと…」
「…それは分かっている、だがな俺は元来疑り深いとこがあってな。」
「トランクス、俺は歴史などを見てきたとはいえ直接お前の力を見ている訳では無い。」だから知りたい。
「お前が、仲間としてともにいる価値があるかとな。」時の界王神どものは封印の時にしってるからな、とカリグラはすこしトランクスから離れて言う。
「…強いやつじゃなければ、協力する意味が無いと?。」確かにサイヤ人の理論として言えば、辻褄が合うなとトランクスは父親たちのことを思い出しながら答えた。
「その通り、やはりお前は賢いな。」そこらのやつより。
「俺が本気で思えるほどのがあるか、もある。皇嵐のだけで言うなら時の界王神のくらいでいいからな。」
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