介入

もし、などifのことを考えても意味は無いのだが。己らしくもない。カリーに会ったことにより色々と振り返ることがあったからだろうか。
「さて、あらかた分かりましたが。あちらは??」するとナエのほうから未だ蹲っているラディッツに関して質問をなげかけてきた。
身体が大きいゆえに面白い反応であるから気になってしまっても仕方がないだろう。カリーの方からナエへと先程起きたことやラディッツがカリグラに対して好意があることを話すと先程のすまし顔から一転して驚いた顔をして一言、ただ一言告げる。
「今更でしょ…?」
「あっ、やっぱナエさん気づいてましたよね」
「ええ、そもそもあなたより先に会った僕ですよ?。知ってますし、気づきますよ」
「…カリグラ様に連れてこられた時は、それこそ噛みつかれてましたがデロデロに甘やかされてから絆されてましたし……ええそれこそカリグラ様を見る顔は乙女のようで気持ち悪……すみませんそのようでしたし」ポロリ、と出た本音にカリーはあっと驚くがそこは少し共感するのかあまり言わず乙女だよなーと同意の気持ちをだす。
「そこまで分かりやすいのに、あのラディッツは今まで気づかなかったのかい…?」
「らしいぜ、ターレス」それもそれで驚きなものだ、サイヤ人はそのような感情に希薄なのは何度も重々承知ではあるが。
己達のとこのラディッツは即己の気持ちに気づいたりしたが、それはカリグラの影響なのだろう。元々彼自身が人をよく見る性質ではあったから、両親たちのこともみてよりなのかもしれない。だからこそぶっ飛んだ行動もしていたものだ。
だがここにいるラディッツはどうなのだろうか、根は真面目そうにも見えるが…それ故に避けていたりでもしていたのだろうか。
3/13ページ
スキ