介入
「それで、やっとパートナーが目覚められたと…」カリーは任務から戻ってきたナエへと話をしてそうなんですよ!と興奮気味に語る。
やっと目覚めた友、家系図的には保護者へとなるナエへの報告でうきうきだ。
ターレスも遠くからそれを見つめ、同時にちらりと横にいて顔を両手でおおい乙女のような反応をしているラディッツをみつめる。
あのあと、カリグラへの気持ちをようやく理解したせいか大発狂して声にならない声を上げたあとこうなったのだ。ナエも帰ってその反応を見たあと、大きく溜息をつき
『分かっていましたからいいですよ』、と話していた。ターレスからすると、ここまでまわりに分かられていたのにかとおどろいたものだ。
確かにサイヤ人というものは愛情に対して希薄だ、そういう種族だからというのもある。だがもちろん希薄なだけでないわけではない、かくいう己もこうやってカリーと恋仲なのだから。己の幼馴染であるラディッツなんかは、ひっそりと神と子供を設けて家庭を持っている。
「……」己のとこのラディッツのケースがあるからか、このラディッツに対してはなんとも言い難い感情すらある。同じラディッツのはずなのにここまで性格が変わるとは。
「そうなんすよー、先程も話したターレスって男で。もう知られてると思うのですが」
「ええ、よォーく見てましたのでこんにちは…ターレスさん」
「っあんたがカリーのっ、初めまして」
「ええ初めまして、カリグラ様直属の部下にしてカリーの先祖のナエです」すっ、と出された白い手にカリーとの血縁を感じつつ握り返す。
細い、だが確かにある筋肉とパワー…これは少なくとも遠目に見たギニュー特戦隊たちと匹敵するほどだ。パワーが己より小さいとはいえ、油断すればこちらがやられかねない。
やっと目覚めた友、家系図的には保護者へとなるナエへの報告でうきうきだ。
ターレスも遠くからそれを見つめ、同時にちらりと横にいて顔を両手でおおい乙女のような反応をしているラディッツをみつめる。
あのあと、カリグラへの気持ちをようやく理解したせいか大発狂して声にならない声を上げたあとこうなったのだ。ナエも帰ってその反応を見たあと、大きく溜息をつき
『分かっていましたからいいですよ』、と話していた。ターレスからすると、ここまでまわりに分かられていたのにかとおどろいたものだ。
確かにサイヤ人というものは愛情に対して希薄だ、そういう種族だからというのもある。だがもちろん希薄なだけでないわけではない、かくいう己もこうやってカリーと恋仲なのだから。己の幼馴染であるラディッツなんかは、ひっそりと神と子供を設けて家庭を持っている。
「……」己のとこのラディッツのケースがあるからか、このラディッツに対してはなんとも言い難い感情すらある。同じラディッツのはずなのにここまで性格が変わるとは。
「そうなんすよー、先程も話したターレスって男で。もう知られてると思うのですが」
「ええ、よォーく見てましたのでこんにちは…ターレスさん」
「っあんたがカリーのっ、初めまして」
「ええ初めまして、カリグラ様直属の部下にしてカリーの先祖のナエです」すっ、と出された白い手にカリーとの血縁を感じつつ握り返す。
細い、だが確かにある筋肉とパワー…これは少なくとも遠目に見たギニュー特戦隊たちと匹敵するほどだ。パワーが己より小さいとはいえ、油断すればこちらがやられかねない。