閑話5
ピクり、とカリグラが反応したのを時の界王神は見逃さず話を続ける。
やはり、あのカリグラの器…そのラディッツの話となれば彼は反応するのだ。
「失礼なのは承知よ、でも……あのヴァドがいたとこは彼の歴史のところでもありなのよ?。本来、彼が回らなくてもいいところではあるけど…」
「……話を続けろ」
「ヴァドが帰ろうとしたところ、こちらの通信は切れたわ。そもそも彼は真面目な性格もあってどのようなことがあったか、こちらが聞けば伝えてくれるのよ…」不自然に、不吉に。この通信機はいまトランクスとも改良を加えたりしているものではあるから、途切れることもそれなりにある。
だが、おかしいと感じたのだ。そしてなにより時の界王神は今までのことから嫌な予感もしていたのだ。何者かに、やられたのではないかと。
「お前たちが使っているものは俺がナエと開発していたものより旧型ではあるからな、途絶えることはざらにあるだろ」
「それでもよ、…応答もなく未だなし。なにかおきているとしかおもえないのよ」
「……」
「それにカリグラ、知らないとは言わせないわ。あの世界、あなたの半身まだあるわよね…」じぶんもはっ、として気づいたのだ彼の半身が未だあることに。警戒していたつもりが見落としていたところ。
「今この場にいるあなたは皇帝としての顔が強い方、あのラディッツが持っていた側面。対するあちらは、貴方の中でも抑えつつ扱っていた大魔王としての顔その側面を強く持つ……"大魔王カリグラ"、"タナトス"」
「気づいていたか、は!耄碌していたかと思っていたがな」そうだ、今この場にいる己は自分ではあるが完全ではない。
「失礼ね!、カリグラっほんとに!!。…嫌な予感だけど、あなたのその半身が黙っていると思うかしら?。あなた自身も皇嵐様のがあるからでしょ」
やはり、あのカリグラの器…そのラディッツの話となれば彼は反応するのだ。
「失礼なのは承知よ、でも……あのヴァドがいたとこは彼の歴史のところでもありなのよ?。本来、彼が回らなくてもいいところではあるけど…」
「……話を続けろ」
「ヴァドが帰ろうとしたところ、こちらの通信は切れたわ。そもそも彼は真面目な性格もあってどのようなことがあったか、こちらが聞けば伝えてくれるのよ…」不自然に、不吉に。この通信機はいまトランクスとも改良を加えたりしているものではあるから、途切れることもそれなりにある。
だが、おかしいと感じたのだ。そしてなにより時の界王神は今までのことから嫌な予感もしていたのだ。何者かに、やられたのではないかと。
「お前たちが使っているものは俺がナエと開発していたものより旧型ではあるからな、途絶えることはざらにあるだろ」
「それでもよ、…応答もなく未だなし。なにかおきているとしかおもえないのよ」
「……」
「それにカリグラ、知らないとは言わせないわ。あの世界、あなたの半身まだあるわよね…」じぶんもはっ、として気づいたのだ彼の半身が未だあることに。警戒していたつもりが見落としていたところ。
「今この場にいるあなたは皇帝としての顔が強い方、あのラディッツが持っていた側面。対するあちらは、貴方の中でも抑えつつ扱っていた大魔王としての顔その側面を強く持つ……"大魔王カリグラ"、"タナトス"」
「気づいていたか、は!耄碌していたかと思っていたがな」そうだ、今この場にいる己は自分ではあるが完全ではない。
「失礼ね!、カリグラっほんとに!!。…嫌な予感だけど、あなたのその半身が黙っていると思うかしら?。あなた自身も皇嵐様のがあるからでしょ」