久しぶり

「こんなうちのラディッツより素直でいい子だぞ!?、天使だわ!天使!!。離せれんわ!!」
「離してやれ、いい歳してるのだぞ!」ターレスがベッドからおりてカリーをひっぺはがし、ラディッツはきょとんとしてカリーたちをみる。
初めてだ、自分より年上にこんな勢いよく抱きつかれたのは。たまに寝ている時にカリグラからやさしくはあったが、あのときは頭を撫でられたりと愛でられていたから。
「なっ、なんだおまえは」
「悪いな、こいつラディッツくらいの歳のやつにこうやってやるくせあってよ。あまりにも母性もあって」
「いぇい、あの俺がさちょっと変態みたいな言い方やめて?」
「お前は少しは落ち着け!、確かにオレたちのラディッツよりいい子とはいえ大人だ!大人!! 」
「大人でも俺からしたらいい子!、あっ菓子いるか??」
「いっいや大丈夫だ」
「ツンすんなよー、それとも酒がいいか?いいのあるぜ!!」ラディッツにぐいぐいといくカリーにこいつはまた相変わらず、と頭を抱えてターレスはみる。
「こいつは…」同胞には馬鹿みたいに優しくて、一人でいるやつのことを相変わらず放っておけないそんな世話焼きな性格は久しぶりに見ても変わらない。変わることのない、彼の気性なのかもしれないなとターレスは光景をすこし苦笑しつつ見つめた。
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