「戦士だとかどうとか関係ないと思うがねぇ…、このオレもこの白銀髪のやつにふりまわされてたからな」ははっ、と乾いた笑いをターレスは浮かべてラディッツに告げる。
そうだ、これでも自分はかなりカリーに振り回されたものだ。片想い期間なんか数えたくもない、少なくともうちのラディッツ以上にはあるのだから。
「えっ、なんか俺恨みも持たれちゃってる？」
「お前にどれだけ振り回されて、理性と戦わされたか話しただろカリー」
「あっ、はい……まっまぁよ別にいいんじゃね？。…もし本当に恋じゃねえならそれはそれで分かるしよ、ただ…カリグラ様になにか特別なものは持ってんじゃないのか」少なくともは、さとカリーが話してくれた言葉にラディッツはそれもそうかと頷く。
そうだ、いずれわかる……でもひとつ確定なのは自分が彼のことをかなり気にかけている事や知りたいと彼のことについてもっととなっていることだ。
「なぁ…、お前達はどうやって自覚したのだ？」ラディッツはふと気になり、2人に問いかける。聞いているかぎりこの二人は、カリグラの器のあの己を含めて幼馴染だったらしい。
あいつが1番年下でその次にターレス、カリーの。仲間でもあり家族としてあったのであれば、どのように自覚したのだろうか。
「オレは…カリーを見た時からだ、生き方や強さそれに憧れもしたが同時に隣に並びたいとなってからだな」
「めちゃくちゃ早い段階でお前なってたもんな…、俺は……ターレスに告白されてからゆっくりかなぁ～。無意識にこいつがそばにいないと落ち着かねえな、となったりしたけど」
「落ち着かない？」カリーの言葉にラディッツは引っかかり、どういうことだと聞き返す。