久しぶり

つぎからつぎへと自分がしてきた行動が、証拠のようにつらつらと並べられてうぐっと言葉を失う。
「っか、カリグラは……オレをっ個人としてみてくれているからっ…だっだが決して恋とかでは」
「…個人ねぇ、あの皇帝サマは確かに人を一人一人で見ているようなところはあるな」
「当たり前だろ、…カリグラ様は他種族をまとめあげるほどのカリスマ性はあるし俺の先祖もそれで世話になってたからな。フリーザとは違った皇帝としての在り方を示す人だし。ま、人として惚れてるってか?」
「だから!惚れてるわけ、で、は……!」ふと、カリグラの器のラディッツが言っていた言葉がよぎる。
ーお前、夢に見るほど好きなのだろあのくそじじいがーなぜ今このタイミングで!、あああと自分が所々でとはいえふと気になってしまったりしたことを。
今も、カリグラ何を話してるのだろうかとかなにかヴァドという男に感じるものがあって避けようとしたのかなどかんがえてしまう。
「…顔、赤いぜそこのラディッツ」
「無茶苦茶赤いな、俺らのラディッツより純粋そうだし」
「~~ぅぅ!、惚れてる……のかっ…?オレはっ」その言葉にカリーとターレスは顔を見合せ、いや惚れてるだろとすこしあきれたようにいう。
「惚れても仕方ねえと思うけどよ、カリグラ様いい男だし。それに、話聞いてる限りお前初めてそうやって見られたんだろ?。嬉しくなるし、あんなに優しくされたらなっちまうもんじゃね」
「そんな、ものかっ…?。オレは男だぞ!、しかも戦士だ!!」こんな感情に振り回されてしまうなんて、今まで経験がなかったからというのもあるが。
オマケに、このふたりの方が会ったばかりの2人の方が自分のこの感情に気づくなんて。
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