「……」なんだ、なんだろうこの置いて行かれた感。あのターレスがここまで焦ったり、父親のようなことしてるのは不思議ではあるがなんだろうか。
「あとおじいちゃんってなんだ、あれは確かにラディッツの前世らしいが…恐ろしい皇帝サマだぜ」
「おじいちゃんがそう呼べって…」
「…おいカリー、お前の恋人はなんだ」
「えっ、あっー……そのうちのラディッツのせいでちょっと父性があって俺たちのせいでしっかりしてるというか」
「言うてることは正当だがな、俺が言ったそう呼べとな」
「あんた、ラディのこと狙ってないよな？」
「狙うかっっ！、歳を考えろ!!!」
「（でもカリグラ様、皇嵐に惚れてたって話し伝記に記されてたよなぁーナエさんが記したので）」
「（余計なことを言うな、カリー）」
「（サーセン）まあまあターレス、落ち着けよ。お前がラディ心配してるのはわかってっからほらそこのラディッツもビビってるし…」
「…お前、トワが洗脳してた…」ターレスはラディの手を掴みラディッツの方を見る、どこか自分たちのとことラディッツと重なるところはあるがやはり別人とわかる雰囲気。
「あぁ…お前と同じくな、一応」
「…こっちのほうがいいこそうだな」
「あ、やっぱお前も思う？。ターレス」
「待て、何の話だ」
「…お父さんは、まぁ、うん…」えへへっ、と苦笑するラディの顔に薄々察する。
確かに、あの心に話しかけてくるやつと自分と比べると……いわゆるいい子かもしれん。
チラリ、とカリグラの方を見ると先程の寂しげな様子から変わって普段通りそうだ。
「（気のせいだったのか？）」
「なんだ、俺の顔をジロジロとみて」