久しぶり

通りで、自分が見つけられないわけだし地獄のものたちが復活していくときもラディッツだけあの場にいなかったわけなのだ。
「あのトワたちの魔術であんただけが起こされてしまって…、というわけだな」
「話が早くて助かる、そういうことだ。何の因果か俺だけ外れてな」
「……それで、あんたはラディッツを助けようとしていると。自分の因果に絡ませてしまったからか?」ターレスが答えろ、と言いたげに発してきた言葉に一息はきながらそうだと返答した。
「俺が招いた要因もあるからな、…それなりに責任はとるつもりだ」
「全て…、俺があの女を想ってしたことだ。これで分かったか?」ターレスは言われた言葉に、ラディッツがやろうとしたことと同じだという意味を受け取り舌打ちをしてわかったと話す。
「ラディッツが…、オレが思っている以上にあんたと似ているところがあることもな」
「…ターレス」
「悪いな、カリー……結局オレの独断で動いたのもある死人に口なしとも言うが」
「良いさ、俺もやらかしちまったしそれに……結果はなんであれお前が生き返ってくれて嬉しいからよ!」
「私もだよ、タレ。…リンは、いつも通りだけど」
「あいつはいつも通りだろ、オレに対して相当キレてたが」姉を面倒なことに巻き込むな、そう言いたかったのだろう。
「…うん、でも私そのトワって人達にはお返ししないとなぁ」途端ラディが柔らかい口調だが冷たい声色をだす。
「サイヤ人をかなり舐めてくれてるじゃん?、何倍にしても返さないと……お父さんのことも利用してくれたなら尚のこと」サイヤ人の恐ろしさ分からせないと、と淡々と言うその姿は先日トラウマに苦しめられていた娘には見えない。
「うはぁ、きれてんなぁ…まっそれでこそあいつの娘だな」
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