「お前が俺のラディッツのために、と奮闘してくれていたことはよう知っている。だが、あの愚か者共に振り回されたのは…わかるよな？」
「分かっているさ…」冷たくも鋭い目、お前のことはついでだと言いたげなその目にターレスは幼なじみのラディッツのことを重ねる。
「おじいちゃん…、タレのことは…」
「責めるな、か？。責めるつもりは毛頭ない、カリーによってさんざんしめられたろうからな」ゆらり、と歩きターレスの近くに来る。
「……」
「…そう睨むな、なぜお前の幼馴染のラディッツではなく俺がいるのかということだろ？。安心しろ、…元々それを話すつもりでここにきたのだからな」
「あんたは…地獄の奥底に封印されていると思っていたぜ」
「ああそうだな、本来ならそうなるはずだった。俺もされてやろうと思ったさ、だが何の弾みかこのとおり出てきたわけだ」このとおり？？、ねらったわけではないのか。
だが…あのトワたちの様子、やつらによってのところが多いのだろう。でかいドジをしたものだ。
「では何故なのか…話してくれるか、皇帝サマ」
「そこまで聞きたければ、な…」そこからターレスに今まで起きたことについて話した。
彼が未だ地獄にいたであろう頃のことも。話を聞きながらターレスは布団をつかみ、悔しそうな顔を浮かべたりしていた。本人が思っていた通りの最悪のことや、やはりラディッツがあのじぶんがいた地獄にやはりいなかったということも。
「大体はこのとおりだ、お前の予想通り…ラディッツはお前がいた地獄にはいない。フリーザの奴がいるところより最低で、最悪なところにいるというわけだ」
「ッ、やはりか…」