ーターレスッッ！！ー、ホントいつぶりだろうかクソみたいな地獄に行ってラディッツの親父たちに絡まれたりしては鬱陶しいとなっていた頃。
クラッシャー軍団のヤツらと、皆を見守りつつ鬼から逃げたりする日々………その流れでRaの月鬼の正体を知ったり散々な目にあいつつも何とかすごしていた。そして、皆に会いたいとカリーに会って抱きつきたいと馬鹿みたいな純粋な思いを抱いていたことだ。
だからこそ、あの魔族たちに騙され暴れた。自分の実力、パワーは出したつもりだ。だが、負けてしまった。
「（やっぱあいつは強ぇな……カリー）」リンも、あいつの次女も強くなっていた。攻撃のキレが鋭くなり一撃必殺のものへとなっていた。
サイヤ人らしく、命の奪う行為をより楽しむように。
「──レスっ！」
「っ………」なんだ、またオレは死んだのに夢を見ているのか？。カリーの呼ぶ声が聞こえてくる。微睡みからさめるように、ゆっくりと目を開ける。
「ターレスッッ！、お前っやっと目を覚ましたか」
「……夢、か…？」ポツリ、と言葉が出る。夢か、どうせなら覚めないでほしいなと。われながらすこしらしくないことをおもう、ゆっくりとカリーへと手を伸ばすとあの暖かい陽の光のような体温を感じる。ああ、なんてリアルなものだろうか。
「ばっっかやろぉぉー！！！！、夢じゃないわっ！」どごッッ！！、強く脳にしんとうするげんこつがとんでくる。いたい、すごく響くし浸透する。
待て、この感覚現実か？えっとカリーを見ると怒りで顔を真っ赤にしてまた雷鳴のような怒号が響く。
「やぁぁっと目を覚ましたか！、このボケナスっっ！！」