とある2人の話

「もしや、お前たちっ…あの男の仲間かっっ!。カリグラの器の!!」ピクり、その言葉に月鬼は反応する。
「おい、どういう事だ……何故それを知ってる」冷たく月鬼は言葉を吐き口のふちから黒く赤い炎を吐き出す。
「やつが話したからだ!、あの男のからだを……!?」はっ、とヴァルド星人のTP……ヴァドは月鬼のその姿輪郭を見てどういうことだと問い詰める。
「なぜっ、なぜお前が!?お前もカリグラのを持つ!!」この気配、姿……あのラディッツとかいう男より濃ゆい。しかもその口から出てる炎、先代を焼き尽くした地獄の炎だ。
姿かたちはこの感じ似ていない、だが魂の輪郭は間違いない…あのラディッツと呼ばれていた男よりそっくりだ。魔王カリグラに。
「…そういう事か、俺もカリグラの器だからだ。くくっ、"俺"が世話になったらしいじゃねえか………なぁヴァド」その声は声色は違う、だが吐息の出し方言い方己の名前を呼ぶ時のソックリだ。
どうでもいいような目付きとなにか先を見据えた目線、あのラディッツの中から出たカリグラより己の知っている見たカリグラに近い。
震えながらいままで使ったこともない通信機へと手をかける。間違いない、この男こそ…暗黒魔界よりタチの悪い歴史をいじる男だ。はやくおしえなくては。たまたま運良く見かけて、自分のとこの時代を駆け巡ろうとしたとこいたのだ。
『久しいなぁ、……いやそうでもないか?。俺が世話になったな、ヴァド』
「ひっっ!!??」腰を抜かし倒れる、間違いない今自分の脳内にあの男の声が聞こえてきた。冷たく、神のようなきまぐれをもち色香を持つダチュラのような声。
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