準備

所詮お山の大将、若手のエースというやつだろと思い始めて会った時。そこにいたのはギラギラと光球のように光り輝き彗星のような金剛石のような輝きを持つ若き王だった。
ナエはそこに己の好奇心を満たしてくれる存在が来た、と感動したものだ。
「…せめてこのマーク外してくれんか?」カリグラはタイムパトローラーのマークを指さす。
「それは確かに僕も思いますね。」
「一応時代とか分けるためのですから!。」
「いや、ダサくないか??。なんかこう、かけるだろ。」
「でッですけど!!」
「…まあ、仕方ありませんね。カリグラ様、試着されたら…すごく嫌な顔をしないでください。あからさまに顔に出すほど嫌なのですね。」
「…ダメか?、鎧。」
「ダメです。」
「2着目のやつでもか?。」
「あなた、その着てたものも相まって魔王と言われてたでしょ。わかるひとにはあなたと分かりますよ。ほら、早く姿を変えて試着してください。」
「…はぁぁー、面倒だなぁ。」
「面倒を女につられて引き受けたのはあなたでしょ。」カリグラの胸に正論が深く深く抜けないほど突き刺さる。
「お前っ…!、やはり分かってたのか!!。」
「おや、分かられてないと?。天下のカリグラ様ですから心を読んでわかってたでしょ。」
「言われるのと、心で思われるのでは違うわ!。」
「どうせ、皇嵐様が自分を思い出してくれてると言うのと少しでも心がこちらにあると言うので青年宜しく嬉しかったのでしょ?。さぞかし、ね。」
「付き合いの長さから容赦ないな!、お前は!!。」
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