初の大喧嘩

チラリ、と流し目で映像の方を見るどうやらカリーはやっと調子が戻せれて戦闘を楽しみつつターレスに吐かせようと殴っている。
「(拳で行くあたりあいつほんと脳筋だな)」器の記憶から見ていたものと同じだ。
「…生き返らせる、ねえ」ターレスの方…、よそのと比べると動きもいいし速い。だが飲み込まれてるしまうあたりはつまらんとおもう。この程度か?、たかが知れてる…万が一の可能性もありはするが。
まぁだがそうだな、とカリグラは言葉を続ける。
「家臣の頼みだ、聞いてやらんこともない。今回は特別だ。」もし、そうなればしてやろうとナエに告げる。ナエはその言葉を聞いて、少し喜色を含ませてありがとうございますと頭を下げる。
「…お前も甘くなったものだな、ナエ」
「…僕の子孫ではあるので、カリーは。あなた様の歴史を受け継いでいってくれましたし。」自分から何十世代離れたあとも、かれは大事にカリグラの歴史を扱ってくれていた。そして自分が描いたカリグラの肖像画もみて、カリグラのことに触れてラディッツ達のことを生かした。だからこそほかのものとくらべて情がカリーには出ているのである。
「…で、あるか。」
「実際素晴らしいでしょう、カリーは。」
「…実力と緊急時の冷静な判断、そこは評価する。」ここまで冷静に対応できるのもめずらしい、短気なサイヤ人もおおいなかカリーはキレはしても待てと一旦止まり判断を下す姿はリーダーにもってこいだ。
「そうでしょ、…あなたにとって必要な人材なのでは。ナンパは許しませんが。」
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