初の大喧嘩

「あんたに今のオレの力を見せてやりたいからね……、気分がいいぜ。カリーをここまでやれてな。」
「へぇー、そうかい。魔族にあやつられてるのにか!、目を覚ましやがれ!!。ターレスッ!、おまえがさっき俺に言ってくれたろ!?。」感情に飲み込まれるな、とお前らしくない!って。ターレスの方もだ、何となく…魔族にあのとき皇嵐が攫われた時その原初をみてカリグラの説明もあってかわかる。
かなりターレスが飲まれかけてることを、だが彼が抵抗していることも。
『にげろ、カリー』そう言ってきたのもわかる。何かあるのだ、これは。
ターレスの力が籠った拳を受け止めながらカリーはさばき、気弾をゼロ距離ではなつがターレスは耐えてまた距離を取り弾丸のような速さでこちらに近づき一つ一つが重いラッシュを与えてくる。
「暗黒魔界のくそどもが!」許さんぞ、ラディッツの歴史だけじゃないターレスのまで弄びやがるとは。よそのは分からんがうちのターレスがのった、というのはなにかしら甘い言葉をいったのだ。
自分やラディッツたちに関わるようなものを、ターレスは馬鹿じゃない。むしろサイヤ人のなかでは賢い方だ、そこを利用したのだろう。
「(カリグラ様がおそらく片してくれたのだろうが…この様子、おそらくにげたな)ゴキブリどもめっ」
「手加減するな!、カリーッ!!」バッと飛び上がり上からなぐりかかってくる、カリーはターレスの拳を受け止めて顔面を殴り返す。
「うるせぇ!!、そういうなら目ぇさましやがれクソガキッ!!!」
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