初の大喧嘩

「っっぐあ!?、きさまっ人の話を!」
「戦闘においてそんなものカンケーないだろ?、スラッグさん。」ひとつ、しらないようだから話すけどとリンはゆっくりと吹き飛んだスラッグの方へと1歩また1歩と近付く。
「私はね、戦闘は好きだけど……1番好きなのは私の姉ラディなの。お姉ちゃんの為なら死ねるし、お姉ちゃんのために生きれる!!。」とてもとても蕩けた恍惚とした顔でリンは語り始める、その顔は心酔しきってさながらカルト宗教の教祖のようだ。
だが、とリンは言葉を続けるさきほどの恍惚とした顔からまた変わる。
「あの人に害をなすやつはだれであろうと、神であろうと魔族だろうと消して潰す。追いかけて、追いかけて……惑星の端にいようが宇宙のすみにいようが追い詰めて四肢をもいでダルマになっても目玉ひとつずつ取り出してすり潰してそれを食わせながら殺す。」冷たく、冷酷に笑みを浮かべて。
「私の好きなものもうひとつ、それはあんたも分かってになるかなぁ……雑魚どもの悲鳴と断末魔だよ。一方的虐殺、私はそれが大好き。」だって楽しいもん、と話す。絶望した顔、それで呂律が回らない言葉。痛みに悶えるさま、リンはそれが大好きでたまらない。
「正直ー、このタイムパトロールだっけ?。どうでもいいけどさ、お姉ちゃんがするならと思ったし…あんたらみたいな偉ぶって驕り高ぶる愚か者をこうやって殺せれるならいいか!と思ったよね。」悪には裁きをって、合法的にやれるじゃん?とリンはいってくる。
スラッグはその歩く様に人の魂を弄ぶ悪魔のようだと感じた。
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