初の大喧嘩

本当に愚かなことだがな、とカリグラは話してくる。
『そもそも…魔族共の甘い話になんぞ罠があるに決まっている。そこは奴らのミスだ。』
「っだったら、どうしたら…!」
『吐き出させろ、腹でも殴ってな。まあ殺せば一度はリセットはされるだろう。』えっ、と吐かれる言葉になんてことをと思うが…1度自分がよぎってしまった言葉だと思う。
だが、そうだ…吐かせてしまえばいいのかと欠片1つのがさず。
『体内に残る魔術は今のきさまでは、消すことは難しい。だがそうだなぁ、…愛しい愛しいやつからの口付けで目覚めるかもな?。』ケラケラと笑いいうカリグラにどこか、自分の幼馴染のラディッツがよぎり前言撤回!このひとやはりラディッツの前世だ!!と少しの絶望を覚える。
自分とターレスの関係も分かられていたのだ、だが手段なんぞ考える暇もない。
「おい!、リンっ!!」
「えっ、なんですか。」数本目のタバコを吸っている時急にカリーから声をかけられ驚く。
「お前はスラッグの野郎の相手をしろ!、俺はターレスのする!!」
「はぁー!?、私にまたやれって!!?。」
「いいから、やれ。」くいっ、と首を動かしいうとリンはあきれながらもこちらにくる。
「ターレスのこと、殺すの?。」
「その時次第だ…あの食ってた神精樹の実を吐かす。わりぃな、ちと迷惑かけたわ。」
「あの飲み込まれてたカリーさん、良かったけど?。いいじゃん、あんくらいの本能剥き出し。」リンはふふっ、と笑いカリーに言う。スラッグのこと…この人が殺すのかと思ったのに。
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