初の大喧嘩

やはりカリー本人はピンピンしてるし、何も効いてすらいない。
こうやって向き合ってみてよくわかる、カリーがなぜ「白銀の死神戦士」と呼ばれているかを。一切容赦のない攻撃、そして無言のプレッシャー…初めて来た土地のはずなのに使いこなす頭のキレ。
「これは、白銀の死神戦士と言われるわけだ…」サラリと揺れる彼の髪の毛…ああなんて美しい、と見惚れてしまう。
「なにをほうけている!、ターレスッ!!」スラッグからの言葉が来るターレスはうるさいな、と思いつつ確かにらしくもないとおもう。
こうやって見とれたりしてるのだから、だが仕方ないだろ相手は10年振りに見るパートナーなのだから。
ばんっっ!とカリーはスラッグの攻撃を受けながらもうちかえし彼の手を掴み投げ落としそこに無数の気弾をはなつ。
「ちっ!、孫悟空よりタチの悪い男だ!!」
「ソンゴクウ…、カカロットのことか。」ぴくり、とカリーはその言葉に反応する。なるほど、とカリーはくくっとわらいスラッグへと言い返す。
「壊し屋さんがよぉ、あんなグズにやられたんだな。思ったより雑魚じゃねえか!!」何を!、とスラッグはわなわなと怒りに震えナメック星全土を揺らすほどの力を放出しカリーへと放つ。
同時に近づきカリーの腹を全力で殴り、飛ばしたかと思うが…カリーの戦闘服を破壊することは愚かきずがつくことがなかった。
おかしい、スラッグは超サイヤ人を圧倒するほどの力があるのに。カリーにはひとつも通じない。
「…くだらん技だなぁ、おまえのには魂も何も感じねえや。」
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