初の大喧嘩

この実力、この圧倒的フィジカル……ターレスは一度カリーとともにみた肖像画の男のことを思い出すそしてその伝説を。
「っっ!(スラッグの野郎は宇宙の王だのなんだの話してたが、そんなのここに居るカリーの方がちけえんだよな)」カリーは少なからずあの男に近い力を持っている、なぜならこの自分が生き様に惚れたのだから。カリーの。
自由で気ままで風のような嵐のような男、だがそんな男が今…自分への感情にのみこまれ暴走してる。
「らしくないぜ!、カリーッッ!!」
「お前もだ!、ターレスッ!!」吹き飛ばされて岩へと突き刺さってしまう。
「ぐあ!?」
「もうイッパツだ」カリーは両手をかざし合わせてドーナツ状のリングを作る、あああれは……カリーが自分に教えてくれた技キルドライバーだ。
3つほど来てどんどんぶつかる、肋にヒビが入る音が聞こえてくる。カリーは容赦しない気だ、赤い血を吐き何とか隙をついて離れてサドンストームをカリーへと放つ。
立ち直ったスラッグが、避けようとするカリーを腕を伸ばし抑えて見事にあたるがカリーはきっとにらみスラッグの腕を掴み投げる。
「猿みてぇにひとつのことしか出来ねえのか!?、え!!?。」スラッグの光線を避けつつカリーは迫ってくる。その姿にスラッグは一瞬怖気つくが、睨み返して気弾をはなつ。
「くっ、ターレス…!。お前っこんな男と手を組んでたのか!?」
「…オレにとってはなによりもいい相方だからだ。」お前に言われる必要は無い、とターレスは言い返してカリーの方を見る。
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